実地検査

TPACは、高性能でありながら実地展開が可能な、先進的な超音波探傷器を提供しています。

非破壊検査(NDT)は、稼働中で取り外しが困難な構造物・部材の安全性および健全性を確保するための重要な手法であり、その実施には超音波探傷技術が不可欠です。対象となる設備には、パイプラインや溶接部、配管、貯蔵タンク、航空機の構造部、ジェットエンジン、鉄道関連設備、化石燃料発電所、原子力発電所などが多岐にわたります。これらの構成部品は、検査目的での移設が不可能なため、NDT技術者は使用中の現場に赴いて検査を実施する必要があり、屋外で自然環境の影響を受ける厳しい条件下で検査を行うことも少なくありません。

現場対応型の超音波探傷装置による実地検査のイメージ

図1.HEP試験のサンプル – 高エネルギー配管の検査用に設計された128素子の高集束プローブの例。様々な段階のクリープ損傷の検出と評価を同時に行います。

TPACは実地検査向けとして、フェーズドアレイ、平面波イメージング(PWI)、トータルフォーカシングメソッド(TFM)、更には位相コヒーレンスイメージング(PCI)といった、最先端のUT技術を提供しています。これらの技術は腐食マッピングや溶接部検査などの一般的な実地用途に加え、クリープやHTHAといった、より具体的な損傷メカニズムの検査にも利用できます。


実地検査向けフェーズドアレイ超音波探傷装置 Explorerシリーズ

実地検査向けソリューション – Explorerシリーズ

TPACのエンジニアは、Explorerシリーズが現場で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、長きにわたり努力を続けてきました。電子・計測機器産業において、高性能化と高速化の代償として装置が大型化し、電子部品の増加によって消費電力の増加が課題となります。Explorer は、“小型・省電力” と “圧倒的な性能” の双方を叶えたTPAC独自のフェーズドアレイ装置であり、NDT分野に大きな価値をもたらしています。

これにより、検査サービス提供企業はTPACの最新検査技術を導入することができます。コンパクト・軽量・低電力で、堅牢性に優れ、パワフルで高性能でありながら、持ち運びがしやすく、セットアップも即座に行えます。

データ品質の低下や破損、構造物への引っかかりなどのリスクを伴う、長く高価で複雑なアンビリカルフェーズドアレイプローブケーブルは、もはや必要ありません。IP67防塵・防水性能に適合し、小型で軽量なExplorerは、ロボットやスキャナー、自動化システムなどに直接、簡単に取り付けることができます。このためプローブケーブルを短くシンプルに保つことができ、最良の信号品質を確保できます。

Explorer製品シリーズの主な機能

  • チャンネル:16/128、32/128、64/64、64/128、128/128、64/256など。
  • IP-67防塵・防水性能対応設計
  • 軽量:4ポンド(約1.8 kg)未満
  • 低消費電力
  • 広い帯域幅:50 kHz~20 MHz(独自の低周波機能です!)
  • 優れたゲイン幅:12~110 dB
  • 高PRF:20 kHz
  • Explorerとデータ取得ソフトウェアを搭載したPCとの間で、最大100mの接続が可能です。

実地検査と溶接部検査に対応するソフトウェア Prelude

実地検査向けソリューション – Preludeソフトウェア

TPACの溶接部検査向けソフトウェアPreludeは、標準的なノートパソコンに簡単にインストールでき、運用面でさまざまなメリットがあります。まず、解析を行うデータが既に同じノートパソコンに存在するため、時間を節約できます。また、画面が本体と分かれているため、装置をスキャナーにそのまま取り付けることが可能です。更に、ノートパソコンの性能向上に合わせて最新の処理能力を取り入れられるため、フェーズドアレイ装置本体を取り換える必要がありません。代わりに新しいノートパソコンにアップグレードするだけで、検査速度のパフォーマンスを向上させることが可能です。