ARIA (FMC/TFMソフトウェア)
複数の機能を備え最先端技術が集結した高度なソフトウエア
ARIAは、複数の機能を備えたFMC/TFMプロセス専用ソフトウエアです。フェーズドアレイの次世代技術FMC/TFMは世界中の先端企業で採用され、盛んに技術開発が行われている最新技術です。高解像イメージングにより、距離分解能・方位分解能が改善され、X線CTのような高精細な探傷結果が得られます。開口合成法とも呼ばれるFMC/TFMは、今までの超音波探傷では難しかった技術的な課題にも対応している新しい超音波探傷技術です。
ARIAソフトウェアで可能なTFM技術
- スタンダードFMCTFM(標準的なFMCTFM)
- マイグレーションTFM(特殊なTFM計算法)
- アドバンストTFM(高速なFMCTFM)
- リアルタイムアダプティブTFM(複雑形状に対応したFMCTFM)
- TFMp(材料ノイズが多い試験体に適用できるFMCTFM) など
これまで超音波探傷が難しいとされていた3Dプリンター、複合材料(CFRP)、高減衰材などさまざまな材料やこれまでの課題での探傷事例があります。
適用実績
- アダプティブマニファクチャリング
- CFRP/コンポジット/複合材料
- 航空機部品 (金属素材の検査)
- CASS(鋳造ステンレス鋼管)の探傷
- 音響異方性のある対象物の探傷 ( e.g. アルミニウム合金板、オーステナイト溶接部、制御圧延鋼 )
- 傾きのあるキズ(=方向が不明なキズ)の探傷やサイジング (e.g. 斜めキズ、応力腐食割れ など)
- 低周波探触子を用いた微笑キズの検出 (e.g.超音波減衰材料(鋳造品など)の微細なキズの検出)
アダプティブTFM技術
アダプティブTFM技術は、複雑な形状を持つ試験体に適用することが出来るTPAC社独自の技術です。
試験体表面に曲率があっても、底面及びキズをリアルタイムに画像化することが可能です。
フレキシブルプローブと併用することで、溶接余盛の上や、曲面などの複雑な表面形状といった、これまで直接プローブを当てることが出来なかった場所からのアクセスが可能になります。
FMC/TFM技術を用いた具体的なアプリケーションノート
- FMC/TFMによる方位分解能とSN比の改善
- FMC/TFMによる音速変更ポストプロセス画像化
- FMC/TFMによるキズ像の拡大
- FMC/TFMによる超音波伝搬モード変更
- FMC/TFMによる表面複雑形状対象の探傷
- FMC/TFMの逆問題法による解析
- フェーズドアレイとFMC/TFMの違い
- FMC/TFMの送信及び受信法の種類
- FMC/TFMの基礎1
- FMC/TFMの基礎2
FMC/TFM論文(日本語)